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「でも」「しかし」を表すbut / although / however の違いについて

英会話
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「でも」「しかし」を訳す英単語といえば、「but」が真っ先に出てくるかもしれませんが、ネイティブは「although」や「however」なども使います。
これらをどのように使い分けたらいいのかを、ご説明していきます。

but

特徴

  • カジュアルな印象(話し言葉に適している)
  • 通常は文中で使える
  • 重要度が同じ2つの文をつなぐ

解説

butは接続詞で、butの前にコンマを付けて2つの文をつなぎます。
通常は文中で使い、文頭では使いません。

She has money, but she is not happy.
(彼女はお金を持っているが、幸せではない。)

なお、butは重要度が同じ2つの文をつなぐ役割をします。
つまり、「She has money」と「she is not happy」をどちらも同じだけ言いたいということです。

although

特徴

  • フォーマルな印象(書き言葉に適している)
  • 文頭・文中で使える
  • メインの文にalthoughが率いる文を付け足すイメージ

解説

althoughもbutと同様に接続詞です。
butは文中で使うのに対し、althoughは文頭・文中どちらでも使うことができます。
文頭に使う場合は、文の間をコンマで区切ります。

Although she had a cold, she went to work.
She went to work although she had a cold.
(彼女は風邪を引いていたにも関わらず、仕事に行った。)

また、althoughはbutのように2つの文を対等に結ぶのではなく、メインの文にalthoughが率いる文を付け足すようなニュアンスがあります。
つまり上記の例では、メインで伝えたいのは「she went to work」ということになります。

though

althoughをカジュアルな言い回しにした接続詞

thoughは、althoughと同じ意味ですが、よりカジュアルな表現です。

Though he was only four years old, he was very brave.
(彼はほんの4歳だったが、とても勇気があった。)

なお、thoughは文末に置いて、「〜だけどね」と付け足すようなニュアンスで使うことができます。
althoughはこのような使い方ができません。

It’s a beautiful day today. It’s a little cold, though.
(今日は素晴らしい日だね。ちょっと寒いけどね。)

however

特徴

  • 接続詞ではなく副詞
  • フォーマルな印象(ビジネス文書や論文などに適している)
  • 文頭・文中・文末や主語の後など、色々な場所で使える
  • howeverの後に重要度が高いこと(本当に言いたいこと)が続く

解説

Howeverは、文の先頭や中間、末尾といった色々な場所に置くことができます。
ただ、howeverの前後にはピリオド(.)やカンマ(,)やセミコロン(;)が必要なので、書き言葉ではこのあたりも注意しましょう。
また、howeverの後に来る文の方を強調するニュアンスがあります。

  • ピリオドで前の文を終わらせた後、次の文の文頭で使う場合
    (文頭のHoweverの後にコンマを付ける)
    He looked fine. However, I’m still worried about him.
    (彼は元気そうでした。しかしそれでもまだ彼が心配です。)
  • 最初の文にセミコロンをつけて2文をつなげ、その間にhoweverを置く場合
    He looked fine; however, I’m still worried about him.
  • 前後にコンマをつけて主語や主節の直後などに挿入する場合
    He looked fine. I’m, however, still worried about him.
  • 文末にhoweverを付け足す場合
    He looked fine. I’m still worried about him, however.

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