今回は、「乗り物に乗る」という意味の英語表現について解説いたします。
日本語では、「乗る」という単語だけで、ほとんどのことを表現できます。
しかし、英語では乗り物や状況に合わせて単語を使い分ける必要があります。
今回は、よく使われる6つの表現について、ニュアンスの違いと使い方を解説いたします。
get on:大きな乗り物に乗る動作
「get on」は、大きな乗り物(中で立ち上がることができる乗り物)に乗る動作を表す場合に使われます。
対象:
電車 (train)、バス (bus)、飛行機 (plane)、船 (ship)など
例:
I got on the train at Tokyo Station.(東京駅で電車に乗った)
get in:小さな乗り物に乗る動作
「get in」は、小さな乗り物(中で立ち上がることができない乗り物)に乗る動作を表す場合に使われます。
対象:
車 (car)、タクシー (taxi)など
例:
We got in the taxi at Shibuya.(渋谷でタクシーに乗った)
ride:またがって乗る、アトラクションに乗る
「ride」は、乗り物にまたがって乗る場合に使われます。
また、アトラクションに乗る場合にも使われます。
対象:
自転車 (bicycle)、オートバイ (motorcycle)、馬 (horse)、ジェットコースター(roller coaster) など
ただし、アメリカ英語では、乗客としてバスや電車に乗る場合にも使います。
※自分の車や知人の車に乗る場合は、動詞としては使いません。
例:
I rode my bicycle to school.(自転車で学校に行った)
take:交通手段として利用する
「take」は、交通手段として乗り物を利用する場合に使います。日本語の「〜に乗っていく」に近いニュアンスです。
対象:
電車 (train)、バス (bus)、飛行機 (plane)、タクシー (taxi)、地下鉄 (subway) など
※take a car や take a bicycle は、「持っていく」という意味になってしまうので気をつけましょう。
例:
He takes the train every morning.(彼は毎朝電車を使っている)
catch:出発時刻に間に合うように乗る、捕まえる
「catch」は、時刻表やタイミングに合わせて乗り物に乗る場合に使われます。
急いでいるときや、乗り遅れそうな状況でよく登場します。
また、タクシーを捕まえて乗る場合にも使われます。
対象:
電車 (train)、バス (bus)、飛行機 (plane) など
例:
He ran to the station to catch the last train.(彼は終電に間に合うように駅へ走った)
board:大きな乗り物に乗る(フォーマルな表現)
「board」は、「get on」よりもフォーマルな印象を与えます。
「乗車する」「搭乗する」というような硬いニュアンスで、駅や空港でのアナウンスでよく使われます。
対象:
電車 (train)、飛行機 (plane)、船 (ship) など
例:
He boarded the cruise ship in Yokohama.(彼は横浜でクルーズ船に搭乗した)
いかがでしたか?これらの単語を使いこなせば、より正確で自然な英語表現ができるようになります。
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